Tag
罪
-
緋文字
アメリカの作家ナサニエル・ホーソーンが一八五〇年に刊行した長編小説。十七世紀のボストン清教徒植民地で、夫不在の間に娘を産んだヘスター・プリンは、姦通の罪として胸に緋色のAの文字を縫い付けられて晒される。彼女は相手の名を明かさず、若き牧師ディムズデイルの内面は罪責感に蝕まれていく。罪・恥・共同体・個人の尊厳を主題とする。
-
審判(カフカ)
フランツ・カフカが一九一四年から一五年に執筆し、未完のまま残した長編小説。遺言で焼却を求められたが友人マックス・ブロートが一九二五年に刊行した。銀行員ヨーゼフ・Kはある朝、理由も告げられず逮捕される。以後一年にわたり罪状不明の裁判手続きに翻弄され、結局わからぬまま最後は「犬のように」処刑される。官僚制と近代的不条理の象徴となった作品である。