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疎外
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変身(カフカ)
チェコ出身のドイツ語作家フランツ・カフカが一九一五年に刊行した中篇小説。ある朝、営業マンのグレーゴル・ザムザがベッドで目を覚ますと、自分が巨大な虫(ウンゲツィーファー)になっていた。出勤できず家族からも徐々に疎まれ、孤立のなかで衰弱して死ぬ。家族制度・労働・身体・疎外をめぐる現代の寓話として、二十世紀文学を象徴する作品となった。
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城(カフカ)
フランツ・カフカが一九二二年に執筆し未完のまま残した最後の長編小説。遺言に反してマックス・ブロートが一九二六年に刊行した。雪の夜、測量士を称する男Kが辺境の村に到着する。丘の上の城から仕事を依頼されたというが、城との接触はあらゆる手段で阻まれる。Kは村人・官僚・使者たちの迷宮のなかで足踏みを続ける。近代の疎外と制度へのアクセス不能を象徴する作品。