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抽象
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抽象絵画
1910年前後、カンディンスキー、マレーヴィチ、モンドリアンらがそれぞれ独立に到達した、対象の再現から完全に自由な絵画。印象派以降の「対象からの解放」の到達点であり、音楽や数学との類比を通じて、色彩と構成そのものが精神的意味を担うという主張を展開した。20世紀後半の抽象表現主義・ミニマリズムへ継承された。
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キュビズム
1907年のピカソ『アヴィニョンの娘たち』とセザンヌ回顧展を起点に、ピカソとブラックが協働で展開した20世紀初頭最大の絵画運動。対象を複数の視点から同時に捉え、幾何学的な面に分解して画面上で再構成する手法で、ルネサンス以来の単一視点透視法を解体した。分析的キュビズム、総合的キュビズム、コラージュへと展開した。
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カンディンスキー
モスクワ生まれの画家・美術理論家。法学から転じて30歳で画業に入り、ミュンヘンで『青騎士』を結成、1910年前後に最初の非対象絵画を描いた。『芸術における精神的なもの』(1912)で抽象絵画の理論的基礎を与えた。バウハウスの教師として基礎造形教育を体系化し、晩年はパリで幾何学的抽象を深化させた。
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ミニマリズム(美術)
1960年代のニューヨークで、抽象表現主義の主観的激情に対する反動として興った美術運動。ドナルド・ジャッド、ダン・フレイヴィン、ソル・ルウィット、カール・アンドレ、ロバート・モリスらが、工業素材による幾何学的立体を反復的に配置し、作者の主観と物語性を排除した『モノとしての美術』を追求した。
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モンドリアン
オランダ生まれの画家。印象派・点描派・キュビズムを経て、1917年に雑誌『デ・ステイル』を創刊し、新造形主義(ネオプラスティシズム)を提唱した。垂直・水平の黒線と赤・青・黄・白・黒の純粋要素のみによる構成は、グラフィックデザイン・建築・ファッションに半永久的影響を及ぼしている。