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マルティン・ハイデガー(1889-1976)が1953年にミュンヘンで行った講演『技術への問い(Die Frage nach der Technik)』。後期ハイデガーの代表作の一つ。技術は単なる道具や手段ではなく、世界の現れ方を規定する『存在の開示様式』であると論じた。現代技術の本質を『総かり立て体制(Gestell)』と名付け、人間と自然を『用立て可能な資源』として立てさせる仕組みとして批判。技術の外に立つのではなく、技術の本質を思惟することでのみ『救いの力』が生まれると説いた。現代技術論・生態哲学・AI倫理の原点。