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唯識(ゆいしき、梵 Vijñaptimātratā)は4-5世紀のインドで無着・世親兄弟が体系化した大乗仏教の学派。『三界は唯だ識のみ』——我々が経験する世界はすべて心(識)の顕現である、と説く。八識(眼耳鼻舌身意+末那識+阿頼耶識)の精緻な分析で、深層意識が経験世界を構築する過程を解明した。中観と並ぶ大乗二大学派であり、認知科学・深層心理学と響き合う東洋的な心の哲学である。